成年後見業務

「最近、おじいちゃんがちょっとボケてきちゃったみたい・・・。悪い人にだまされて、家とか土地とか取られちゃったりしないか、少し不安・・・。何かいい方法はないかしら?」

高齢化問題は、これからの我が国において、無視することの出来ない重要な問題の一つであると考えられています。
そこで、従来の無能力者保護の制度に改正が加えられ、新たな「成年後見制度」として生まれ変わりました。

成年後見制度(せいねんこうけんせいど)ってどんな制度ですか?
認知症(にんちしょう)、知的障害(ちてきしょうがい)、精神障害(せいしんしょうがい)などの理由で判断能力(はんだんのうりょく)の不十分な方々は、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約(けいやく)を結んだり、遺産分割(いさんぶんかつ)の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約(けいやく)であってもよく判断ができずに契約(けいやく)を結んでしまい、悪徳商法(あくとくしょうほう)の被害にあうおそれもあります。このような判断能力(はんだんのうりょく)の不十分な方々を保護し、支援するのが成年後見制度(せいねんこうけんせいど)です。

(法務省ホームページhttp://www.moj.go.jp/MINJI/minji17.html#a1より引用)

加齢・病気などにより判断能力が低下してしまい、財産の管理が心配になった方が身内にいらっしゃる場合に、その方に代わって財産を管理するべき人(成年後見人)を裁判所に選んでもらう。
日常生活は出来る限り本人の意思で自由におくれるようにしつつ、不動産などの重要な財産を誤って手放したりすることのないよう、本人を周囲から常に見守り、サポートしていく。
万が一、本人が正常な判断能力を欠いた状態で重要な財産を処分する契約をしてしまった場合には、成年後見人が本人に代わりその契約を取り消すことで、本人の財産を大切に守っていく。
それが、成年後見制度です。

成年後見制度を利用するためには、必要書類を揃えたり、申立書を書いて裁判所に提出する等、制度への馴染みの少ない方々には多少煩雑な手続が必要となりますが、そのスタート地点から、私共プロフェッショナルがお手伝いします。
どの制度を利用すべきか、どのような書類が必要か、具体的にどこに申し立てるか、今後どのような事をする必要があるか、費用はどのくらいか、等々・・・。
お客様のお話しをうかがいながら、個々の事例毎に最も適したご提案をさせて頂きますので、まずは安心して一度ご相談下さい。

私たちはこんなことをお手伝いしています。